環境調整
心理学的な意味で行動力(実行力)を高める方法については、下記の記事でまとめました。
今回は、「行動を妨げる環境要因を取り除く」物理的な行動力向上の方策をお伝えします。
例えば、PCで作業をするとき爪が伸びていると行動の妨げになってしまいます。タイピングしにくいからです。
爪を切る。たったそれだけで、PC作業を先送りにしてしまう確率を和らげることができます。
チリも積もれば強敵になる
「え?爪切りだけ?そんなの無意味じゃない?」。
否!そうした小さな行動を妨害する要素がたくさん集まると、実行力の大敵になってしまうのです。
逆に言えば、小さな改善を積み重ねれば、「先延ばし行動」を、大幅に軽減できます。
例えばブログ更新を考えてみましょう。
- 爪を切る→タイピングしやすくなる、気分もスッキリする
- キーボードを少し良いものにする→タイピングしやすくなる
- PCの高速化をはかる→待ち時間が減って書くことに取り組みやすくなる
etc......
このように小さな妨害因子を「たくさん」減らせば、行動力を飛躍的にUPできるのです。
改善と実験
では、どんな改善なら効果を期待できるでしょうか。
もしかしたら、スマホの電源を切ることに改善性があるかもしれません。
もしかしたら、コーヒーを飲みながらやると逆効果かもしれません。
有効性の高い小さな改善を考案するには、
仮説→実験→検証
このサイクルを回すのが良いですね。
ポイント
「先延ばし行動」を減らすためには、「びっくりするほどささやかな工夫」を大量投入しましょう。