みずたま

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相手の話を効果的に聞く、傾聴の技術の基礎を解説する

傾聴とは

交渉ごとから悩み相談、はたまた後輩・部下の育成まで、とにもかくにも、相手とのコミュニケーションを円滑にするヒアリングの技法のことです。でも技ばかりに頼ってはいけません。あたたかい誠意こそ何よりも肝要なのです。

それを踏まえた上で、傾聴術の基礎を解説します。

一生懸命に聴いていることを伝える

「あなたの話をしっかりと聴いていますよ」というメッセージを相手に伝え、話しやすい雰囲気を作ための最も基本的な方法は相槌(あいづち)です。

「うんうん」、「なるほど」と相槌にバリエーションをつけると良いです。

単調な相槌を繰り返していると、「ちゃんと話をきいているのかしら?」と相手を不安にさせてしまうからです。

もう一歩高度な相槌

相手の言葉を繰り返すことは非常に効果的な相槌の方法です。

 

 相手:「罪悪感を感じるんです」

 自分:「罪悪感を感じるんですね」

 

さらに相手の主張を要約して伝えることも有効な方法方です。

評価しない

良し悪しの評価をせずに聴きます。特に聴き手の倫理観からすると「悪い」ことでも、「そうでしたか」、「そんあ風に思われるのですね」と評価を差しはさまないことが重要です。

分析しない

話を聴きながらこちらが相手の抱えている問題を、頭の中で分析しだすと、相手は途端にしゃべりにくさを感じます。素直に相手の言葉を聴きとります。

純粋な興味を示す

ときにこちらから質問したくなることがあります。あえて相手の悩みを引き出すために質問するのは厳禁です。ただ興味がわいたことについては、素朴な疑問を投げかけます。

 

相手:「最近は映画を観ることが多いですね」

自分:「どんな映画を観たのですか?」

 

心象風景を聴き、感情を追体験する

傾聴とは相手の話を一生懸命に聴くこと。しかし、言葉を聴くだけでは足りません。「声のトーン」、「表情」、「相手の姿勢(eg.腕組みをしている)」等、可能な限り、相手の情報を集めます。

そして、「相手が世界や事態をどう理解しているのか?」、「そのときどんな感情だったのか?」を聴くのです。

要は言葉を聴くのではなく、相手の感情を含めた心象風景を聴くことが大切です

相手の心象風景を想像し、自分も相手の気持ちを追体験するよう努めます。

相手の感情に共感を示す

相手の感情を想像したならば、それをそのまま、相手に伝えます。つまり共感します。

 

相手:「妻と喧嘩してしまって...」

自分:「それは辛かったでしょうし、腹立たしかったですね、もしかしたら後悔されているかもしれませんね」

何よりも大切なこと

一番大切なのは忍耐強く相手のことを真摯に心配し続ける態度です。

それさえ持ち合わせていれば、傾聴の技術がぎこちなくてもだいじょうぶ。

結局は、あたたかい誠意なんですよね。

 

 

マンガでやさしくわかる傾聴

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